学生寮へのあこがれ

学生時代、学生寮に入りたいと思っていた時期がありました。
学生寮を舞台にした漫画や小説、ドラマや映画も多くあり、それを見ているうちに、学生寮に対するあこがれのようなものを抱いていた時もありました。
それまでは勝手に古い建物が多く、風呂やトイレなど共同スペースが多い、合宿のようなものだとイメージしていました。
しかし今度はどんどん美化されていくようになり、私も本やドラマのような学生寮生活を送ってみたいと思っていきました。

両親に、学生寮に入りたいと話したこともありますが、当然一蹴されました。
なにしろ当時の私が通っていた学校は、二駅ほど離れていましたが、自転車でも通学可能なところだったのですから。
泣く泣く諦めたのを、今でも覚えています。
あれから数年、成人式もとっくに終えた現在、なお私の中にはその思いが燻っています。
それは今でも入りたいと思っているわけではなく、当時に入っておきたかったという、ほんの少しの後悔があるだけです。

当時は本やドラマなどの華やかさや表面ばかりに目が向いていて、その裏にある様々な問題や困難、トラブルなど見えていませんでした。
現在、それでも学生寮に入っておきたかったというのは、普通の学生生活を送るより、濃い経験を積めただろうと思えるからです。
人間関係に悩むこともあったかもしれない。
出ていきたいと思うかもしれない。
それでも、中にはうれしいことや楽しいこともあっただろうし、一緒に笑いあうこともあっただろう。
少なくとも、忘れられない学生生活になっただろうと思います。

Leave a Reply